プロジェクションマッピングの使われ方

中小店舗のディスプレイや装飾

プロジェクションマッピングはこれまで、主に大規模イベントや大型レジャー施設で利用されてきた。しかし、制作コストの低下に伴い、今後は、中小店舗のディスプレイや装飾としての活用が拡大すると見られています。

もっとも身近に

プロジェクションマッピングは、東京ディズニーランドや東京スカイツリーのように大規模な施設やイベントで使われることが多かったですが、身近な空間にも入り込むようになってきました。もっと身近で、いろんな人がつくるようになると期待されています。とくに、娯楽だけでなく、医療など実生活に役立つような使われ方が注目されています。

ショールーム

勝どきザ・タワー

国内最大級のマンションプロジェクト「勝どき ザ・タワー」では、募集中の2014年3月、3階建ての「マンションギャラリー」(ショールーム)を開設し、そこにプロジェクションマッピングを導入しました。

ギャラリー

ギャラリーでは、3つのシアターと4つのモデルルームなどを配置。巨大ジオラマ模型(5.4m×5.8m)に映像を展開するプロジェクションマッピングや、業界初となる2層吹き抜けのホログラムシアターを導入し、同建物の特徴的なデザインや構造を分かりやすく表現しました。

レストラン

「9STORIES」(東京・代々木)

2014年7月末に開店した東京・代々木上原のレストラン「9STORIES」では、夕方になると、空間全体を使ったプロジェクションマッピングの演出が行われています。季節ごとに映像も変わります。

人の体も

スクリーン代わりになるのは建物だけとは限りません。家具や自動車、靴、人の体などをつかった作品もあります。

衣装にプロジェクションマッピング

2013年6月にはフランスでの広告関連イベントで、日本のアイドルグループ・Perfume(パフューム)が、衣装にプロジェクションマッピングの映像をまとって歌い踊り、動く対象に表現できる技術力の高さが反響を呼びました。

ホテル

3Dマッピングルーム

2014年6月にオープンした神奈川県藤沢市の江の島の近くにあるブレスホテルでは、海が望めない2人用の一室を「3Dマッピングルーム」にしました。宿泊料金は平日1人1万2千円。

天井にプロジェクター3台設置

天井に設置されたプロジェクター3台を使い、月や海原、花など色とりどりのCG映像を壁面に約2分半映し出します。いやし系の音楽も流れます。